“永遠”というものが 本当に存在するならば

どうして神はこんなにも 安易に人間をお造りになったのだろう

2005年、夏。

2005年7月18日 君を想う
君と二人手を繋いで 波打ち際を歩いた

誰かが残したひび割れたハート 顔見合わせて苦笑いしたね

あの頃は二人近すぎて「好きだ」なんて言えなかったけど

こうして一人思い出す日が来るなら

ちゃんと伝えておけば良かった

久しぶりにあった君は 僕の知ってる君より綺麗で

ちょっと寂しさおぼえたけれど

二人「懐かしいね」と笑いあえたから

君と過ごした短い季節を 君の知らない誰かと二人

歩いていける そう思えるよ

無題

2005年7月17日 僕を思う
見えない過去と見えない未来が今にかぶさって
目も開けられないまま、流れる事のない涙を待ってる。
食い込んだ爪の傷跡から流れてくる血は青すぎて、
思わずペンで塗りつぶした。
求め合い混ざり合って、やがて僕を包み込むだろう。
ほどけた欠片を一つずつ結んで。
求められるモノは何もないと、初めからわかっていたはずなのに。

静寂に伸ばした指先がためらいに消えていった。

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今回は以前書いた詩をupしてみました。このサイトを教えてくれた友人が褒めてくれた詩なので、Adyにとってはとっても大切な一品です。
そういえば、自分が書いた詩を他の人に見せたのは、彼女が初めてだったなぁ。ホント、感謝しています。
「好き」とか「愛してる」とか

僕にはよくわからなくて

でも ふとした瞬間

手を伸ばせば 抱きしめられる温もりがあるっていうのは

とってもステキな事だと思うんだ。
こうして ゆくべき道は二つに分かれて
二人は 離ればなれになってしまったけれど
初めから会わなければ良かった なんて
思うことはできなくて

これじゃぁまるで 負け惜しみ だけど           

  道はいつも 直線であるとは限らない なんて

今だけは そう信じさせて
祝!「姑獲鳥の夏」映画化!!               
って、遅いか(笑)。Adyは京極夏彦さんの大ファンです。特に妖怪シリーズ。

京極さんの本って一冊がメチャメチャ厚いんです。だから、始め本の虫な友達から勧められた時は「うへー」って感じでした。でも、1ページ開いて完全ノックアウト(笑)。文字が詰まりまくってるんだけど、すっごく読みやすくて、だんだんと文字に埋まったページが快感になってくるんです(なんかあやしい言い方デスネェ)。
これはAdyの一押しですv

ただ、納得いかないのは映画の配役。なんで…なんで…“榎さん”役が、阿部寛なんだぁぁっっ!!嫌いじゃないっ…嫌いじゃないけど…うぅぅ。
Adyは専らキャラ好きです。えぇ、そりゃあもうキャラ好きです。作者さんには誠に申し訳ない…と思いながらもキャラ好きです。だから、自分の中でキャラが完全確立してるんですよ。少なくとも私の“榎さん”は阿部寛じゃないのです…
だって、「ギリシャ彫刻のような色素の薄い顔で、背が高いと言うより、縦に長い」ですよ?共通点は彫りが深いところと、縦に長いところだけじゃないかぁぁっっっ!!
あうぅぅ…榎さん…私の榎さん…

社会は常に残酷なのだ。

っていうか、映画化出来るほどあの話は簡単だったっけ?きっと、秋彦さんの脳の説明とかカットされちゃうんだろうなぁ…
なんか、そういうの寂しいですね、原作ファンとしては。ハリポタとかもそうだったけど、妙に設定違ったり、カットされてたりするじゃないですか。それが自分の好きなシーンだったりすると尚更。是非、映画を見た後には原作を手にとって欲しいって思っちゃいます。

是非、「姑獲鳥の夏」をご覧になった方は、原作を手にとってください。あの厚みはかなり勇気いりますけど(笑)。
青空に 手を伸ばして。                                               ほらこんなにも 空は まるい。
『鳴り続ける 心臓の音。 逃れられない 僕の罪。
 君が枷した 戒めの声。

 戻らなければ 僕の居場所へ。
 君に愛されるが故溢れて止まらないこの激情と
 君の中へ 流れ込もう。

 僕はもう わかっている。

 運命ではなく そう これは 僕の永遠。』

(↓の「君」sideです。)
『僕の胸を切り開いて 君の全てを受け入れよう。
 どんなときも必ず 君の居場所がココであるように。
 
 聞こえているか 心臓の音。
 君を繋ぐ 戒めの声。
 君を愛するが故の 僕の告白。

 君はもう わかっているはず。』
今更どんなに言い訳されたって

この気持ちは変わらないのだろうけど

出来るなら一言くらいは欲しかった なんて思うあたり

僕も君に負けず劣らず我が侭なんだろうね。

こんな日は

2005年7月12日 君を想う
君と手を繋いで

雲の流れに沿って歩こう。
今日、教室で妙な会話を耳にしました。この会話に行き着くまでに、どういう遣り取りがあったのかは知りませんが、

男子A「もしかして俺の瞳に恋してんの?」
男子B「いや、してねぇし。」
  A「でもゴメン、俺コンタクトだから。」
  B「だから、してねぇって!」

ところ変わって、

男子C「なぁ、俺ってもしかしたら、再生紙的存在なのかなぁ。」
男子D「…何にしろ、俺はいつだってお前の意志を尊重してやりた   いと思ってるよ。」

私のクラスの男子はなかなか味のある人ばかりです(笑)。
こう見えて私のクラスは、特別進学コースだったりするわけですが、結構ガリ勉イメージに反して、皆それなりに自由に過ごしています。
たとえば、昼休み中に突然「夏はかき氷だ」とかいって、かき氷機で氷を削り始めたり(シロップはコーラで。さすがに不味かったみたいです。)、「日差しが暑い」と言ってベランダにスダレをつけたり(先生に見つかって即刻取り外されました)。

こんなユーモアに溢れたクラスで良かったと、本当に思う今日この頃です(笑)。
…何も要らないから…
「二人で墜ちよう?」
そう言った君の手を握りかえした

だけどね、僕は知っていたんだ
君ののばした手の平が、偽りだった事くらい

それでも僕は頷き返した
そこに君はいなくても

幻を抱きしめる事くらい素敵な事はないと
本当に僕は知っていたから
君はいつだって僕の前を歩いてた。
向かい風に髪をなびかせ、背筋を伸ばして足早に歩く。
僕はいつも君に追いつけずに、僕の中の君はいつも後ろ姿で。

…追いつく勇気さえ持てないままで

君はいつも僕の先を行く。
君が早々に見切りをつけて、飛び立ってしまったこの世界。
僕は未だ動けずにいる。

…追いつく勇気さえ持てないままで

いつか隣に並ぶはずだった君の背中。
もう遠すぎて見えはしない。
「私」 と 「あなた」
それは 2つ で決して 1つ には成り得ない

言葉なんかで 繋げないで
そんな物じゃ 私たちは 安心出来ないはず

何にも 何にも 言わなくていい

ただ 一瞬の抱擁と 息も止まるほどのkissを 

あなたに

そして 私に
只今、「都々逸(どどいつ)」がマイブーム。都々逸というのは、俗曲の一種。七・七・七・五調4句26文字の詞型を基本とし、人情の機微にふれる庶民感情を表現する内容が多いことから、俳句よりも庶民に愛好され、酒席での座興に歌われることが多いそうな。
私が都々逸を知ったのはごく最近。家庭科の授業で、手作り絵はがきを作った時、友達が空白の部分に「ぬしと朝寝がしてみたい」と書き添えたんです。私は何の事やらサッパリだったのですが、その友達は無類の本好きだったので、小説の一節か何かかと思っていました。そのフレーズが何とも素敵だったので、別の友達に「知ってる?」と聞いたところ、「それは都々逸だよ」と教えてくれました。
と言う事で私は今、都々逸に思いっきりはまっています。
ここでいくつか、ご紹介します。

「諦めましたよ どう諦めた 諦められぬと諦めた」

「これほど惚れたる素振りをするに あんな悟りの悪い人」

「三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい」
(鴉:からす。朝の訪れを告げる鳥)

「花は散りぎわ 男は度胸 いのち一つはすてどころ」

「論はないぞえ惚れたが負けよ どんな無理でも言わしゃんせ」

あぁ、素敵。ホントに素敵。いつか機会があれば、是非触れてみてくださいvAdyでした。
初めは1だった。
それは少しずつ、確実に増殖し続けている。1が1を生み、そしてそれが1を生む。いつしかそれらは重なって、気づけば僕を取り囲んでいた。
…適切ではなかったかもしれない。正しくは、「気づけば僕はその中にいた」だ。
どうしてこうなったのか、僕には解らない。ただ、1に意志はなかったはずで、1の塊には意志がある。
僕は思わず目をつむり、耳を塞いだけれど、どうやらもうそれは僕の中に入り込んでしまったようだ。それと僕との境界は今や何処にも見あたらない。僕の意志がそれの意志でないと、言い切る事すら出来ない。
一体化した?いいえ、取り込まれた?僕とそれは同じ物で、そして僕とそれは、僕たちが共にある限り永遠だという事だけが解った。
支配された?いいえ、支配したんだ。
嘘でも、演技でも、貫けば“覚悟”に変わる。

そう、信じた。
時に 原点に戻ってやり直そうとして
始まりが何処だったのか 思い出せずに悩み込む。
たどり着く結論は たいてい
未だ原点から 動いていないという事だ。
振られてしまった。
正直な人で 不器用な人だったから。
振り方も それはもう 不器用で。
最後まで 君らしすぎて。
本当に 本当に 君らしすぎて。
許せてしまった。
君の 「ゴメン」 の一言でさえ 許せてしまった。

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