愛情でも 憎悪でも 執着でも
心を占めてしまえるのなら それはそれで幸せかもしれない
貴方の嘘に 私が気づかなかったと
そう思って ほっとする貴方の瞳が 一番好き。
今夜の二人を この満月に誓いましょう
早く朝が来るように
冷たい君を 愛おしく思えたら
きっとそれは運命になる
「神様のいたずら」
なんて そんな安易なモノ 信じない。
君が君であるために
君が僕であるために
君は僕の中で永遠の時を刻む
抱きしめて くれなくてもいい
語りかけて くれなくてもいい
貴方の瞳に 何も 映らないなら
私は また貴方を 抱きしめられる
貴方の瞳に 今日も何も映らない
私ですら 映らない
大丈夫 私はまだ生きている
此処は何処でせう。
私は、私は誰でせう。
貴方様の右瞳に、どう映っているのでせう。
手を繋いで
境内を走り抜けて
赤い鳥居をくぐったら
階段を駆け下りて
早く 早く 早く 早く
ほら後ろの暗闇で 鬼さんが笑っている。
あまり遠くへ行ってはいけません。
とどく所で遊んでおいで。
グリンピースが嫌いなのも
洋書を読むのが好きなのも
日本史が苦手なのも
てれて前髪を引っ張るのも
ちょっと眉間に皺を寄せるのも
立ち止まって空を仰ぐのも
あの時死んだのは君じゃない
あの時死んだのはきっと僕
君がココにいた証は
君がもうココにはいない証で
事実でしかないその事実を
どうしても矛盾してると思いたい。
いつもキスをくれた右目から
もう涙はこぼれない
それは君を失った僕の償い
君が消えていく前に見た世界を
僕も見たくて
だけどそこには
僕も君すらいなかった
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