君はいつだって僕の前を歩いてた。
向かい風に髪をなびかせ、背筋を伸ばして足早に歩く。
僕はいつも君に追いつけずに、僕の中の君はいつも後ろ姿で。

…追いつく勇気さえ持てないままで

君はいつも僕の先を行く。
君が早々に見切りをつけて、飛び立ってしまったこの世界。
僕は未だ動けずにいる。

…追いつく勇気さえ持てないままで

いつか隣に並ぶはずだった君の背中。
もう遠すぎて見えはしない。

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